渡辺加奈さん 

渡辺加奈さん(16D)2020年3月卒業
千葉県内の公立小学校勤務を経て、JICA海外協力隊としてウガンダ共和国に赴任
現在、ウガンダ共和国の小学校に勤務

2022年4月8日(金)にインタビューしました。

共立女子大学を選んだ理由は何ですか。

私はずっと小学校の先生になりたいと思っていました。小学校の先生に なるためには、小学校に入学する前の、幼稚園での教育についても学ぶ ことが大切だと考えていました。

共立女子大学ではどちらも学べますね。

それが、私にとっての一番の魅力でした。

入学して良かったことは、どんなことですか。

小学校、幼稚園の教育がどのように行われているか、幼稚園と小学校の接続の大切さなどについて詳しく学ぶことができたと思います。幼稚園や小学校で実際に指導されていた先生も多いので、具体的に学ぶことができました。特に小学校の「生活」は幼小連携の要となる大切な授業であることを学ぶことができました。

他にも、思い出に残っている授業はありますか。

「道徳の指導法」です。現代の諸問題の1つとして、「世界の貧困」に ついて学んだことが印象に残っています。

貧困の問題には以前から関心があったのですか。

はい。小学校の時にユニセフの活動について学んだときから興味を もっていました。大学生になってからも、JICA海外協力隊の国際協力のイベントに参加しました。

進路はどのように決めたのですか

たくさん考え、悩みましたが、JICA海外協力隊に入隊して活動し、そこで得られた経験を踏まえ、小学校の教員になることにしました。

「世界の貧困」に関心があったことと関係がありますか。

はい。教員になる前に、世界の貧困について、体験を通して学びたいと思ったからです。そして体験から学んだことを小学校の教員としての仕事に活かしたいと考えました。

感染症の影響で、卒業後、すぐには海外に行くことはできなかったのですね。

JICA海外協力隊に採用されましたが、感染症の影響で行けませんでした。卒業後は2年間、小学校で講師をしていました。3、4年生の学級担任を担当していました。

いつ頃、海外協力隊の活動ができそうですか。

2022年の夏から2年間、アフリカのウガンダに派遣されることになりました。 現地の小学校で先生をします。 4月から長野県で2ヶ月間の研修を受け、その後出発します。

希望がかなってよかったですね。

はい。よかったです。貧困問題の事実を知り、本当に必要な支援は何か、 日本の子どもたちに伝えたいと思います。

卒業して、改めて大学生活を振り返ったとき、印象に残っていることなどありますか。

児童学科は、クラス制で、入学してすぐに友達ができたことを覚えています。
大学生活は楽しかったし、困ったことなどもたくさん相談できました。
先生もとても温かく、親身になって相談に乗ってくれました。私はラクロス部に入って活動していましたが、学業と部活動の両立に悩んだときも、一緒に考えてくれました。

 

共立女子大学での4年間、とても充実していたようでよかったです。これからも頑張ってください。

ありがとうございます。
学生の時、先生から、「困難なことや嫌なことから逃げていると、本当にしたいことや楽しいことが見つからない」という言葉をいただいたことがあります。海外協力隊に入るとき、背中を押してくれた言葉です。
この言葉を大切にして、これからも頑張っていきたいと思います。

2023年2月、渡辺加奈さんから近況報告がありました。元気いっぱいの子どもたちと充実した日々を送っているようです。これからも子どもたちの笑顔のために頑張ってほしいと願っています。