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  • 卒業生インタビューNo.8 小学校教員6年目

野中茉優さん(東京都内公立小学校勤務)

野中茉優さん(16D)2020年3月卒業
(聞き手)清水秀夫(児童学科教員)
※このインタビューは2025年3月に行いました

大学を卒業して東京都の公立小学校の教員になって5年が過ぎました。小学校教員を目指した理由や、教員として過ごす日々の様子、感じていることなどをお話ししていただきました。

小学校教員の仕事はどうですか?

毎日がとても楽しいです。子ども一人一人に寄り添い、子どもの成長を見つめ促す、とても魅力のある仕事です。小学校教員になって本当によかったと思っています。

大変なこともありますか?

仕事の量がとても多いです。担任として授業したり、生活面での指導をしたり。ノートを見たり、採点したり、教材研究もします。時間をうまく使うことが大切だと感じています。

いつ頃から小学校教員になろうと考えたのですか?

小学生の時です。毎日学校へ行くのが楽しかったです。先生は私たち一人一人に活躍する場を与えてくれました。うまくできたとき、とても嬉しかったし、自分も同じような先生になりたいと思いました。

素敵な先生方との出会いですね。その先生になることを目指して、共立女子大学を選んだのはなぜですか?

小学校教員になる前に、小学校入学前の幼稚園での教育について学びたいと思ったからです。共立女子大学では幼稚園、小学校、それぞれの教育について学ぶことができました。実際、1年生の担任をしたときはとても役立ちました。

共立女子大学で学んでよかったことはありますか?

小学校教員を目指す人たちと切磋琢磨できたことです。教科の指導法で取り組んだ模擬授業ではアイディアを出し合い、話し合って授業作りに取り組むことができ、自分自身が成長できたと思います。小学校で教員をしていた先生方から、小学校の様子をたくさん聞けたこともよかったです。

大学生活で印象に残っていることは何ですか?

一つは、模擬授業や教育実習を通して、初めて授業をする立場になって学んだことです。教えることの楽しさと難しさを感じました。授業力を高めたいと強く思いました。

もう一つは、自分自身が興味のある卒業研究に取り組めたことです。東日本大震災で被災したこともあり、小学校での防災教育について取り組みました。1年生の学級活動の授業を構想し、実践・評価しました。ゼミの旅行で石巻市の大川小学校など、被災地を訪問して学べたことも強く印象に残っています。

大学での学びはとても充実していましたね。 ところで今年は、教育委員会研究協力校として公開授業に取り組まれましたね。

はい。授業を公開するにあたって、学級の授業規律や学習習慣、授業の作り方など、本当にたくさんのことを学びました。準備は大変でしたが、教員として一歩成長できたと思います。

私も野中先生の国語の授業を参観さていただきました。子どもたちが生き生きと学んでいる様子が印象的でした。素晴らしかったです。

ありがとうございます。大学を卒業してからも、先生にずっと見守っていただけていることがとれも嬉しかったです。大学で学んだように、教員になることはゴールではなく、子どもたちと一緒に成長し続ける教師になりたいと思います。

ありがとうございます。最後にこれからの目標があれば教えてください。

子どもたちのために安心・安全で、あたたかい学級を創っていくことです。取り組むことはずっと変わりません。周りへの感謝の気持ちを忘れずに、等身大で、子どもたちを育てていきたいと思っています。

令和7年度、6年生の担任になったと報告がありました。 これからも子どもたちのために頑張ってほしいと思います。