小学校教育実習(事前事後指導)後半
第9回は、教育実習校に提出する書類の説明です。大学と実習校、本人をつなぐ大切な書類であることや、記述の仕方で受け手の印象が変わることなど、社会人として知っておくべき知識やマナーなどを確認しました(写真1)。学生の多くは、大切な部分には、下線や付箋でのメモなどの工夫をしながら聞くことができました(写真2)。その後、「誓約書」や「個人票」など、各書類の詳細な書き方を伝え、下書きを行っていきました。教員は、提出された下書きを1つ1つチェックして、付箋を貼って対面で指導していきます(写真3)。
共立女子大学では、小学校の教育実習は、小学校勤務経験のある教員が担当します。各教員の経験や実践例など具体的な内容を交えながら伝えていきます。
第10回は、玉川大学の神田しげみ先生(元小学校長)に講話をお願いしました。より充実した事前事後指導になるように、安心して教育実習が迎えられるように、外部講師を招き、学校現場の話を聞く機会を設けています。写真4・5は,その様子の一部です。教師の資質・能力から、現在の学校現場の様子、今後の方向性など、多岐にわたって話をしていただきました。学生は、学校や教育実習の全体像のイメージをより鮮明にしたり、授業展開や教師の支援等,詳細な部分にも目を向けることができたりしたようでした。
教育実習に向けて、学生の心配や不安感をできる限り減らして、教育実習に期待をもって取り組めるように授業を進めています。書類等の確認についても、教員と助手で協力して1人1人の書類に目を通し、考え方や書き方などを個別に指導しています。次は、4月の教育実習事前指導になります。